Archive for アメリカ関連

アメリカの郵便事情

アメリカでは、郵便の到着が遅れたり、紛失して届かなかったりすることが日常茶飯事だということは以前触れましたが、それを誰もが認識しているのがアメリカ社会です。

これは日本社会を経験した人間にとっては驚くべき事実です。

例えば、オンラインで現像写真(アルバム)を注文したところ、予定の一週間経っても届かなかったので、USPS(United States Postal Service)が紛失したか先方の不手際だと思い、「未だ届かないので発送の確認して欲しい」と連絡を入れた。

すると早速先方から、「新たに再度発送しました」という連絡が。(なかなか良心的だと小さな感動) そしてさらに一週間後・・・全く同じアルバムが別封筒で二つ同時に届いた・・・

こんなことがあると、これって一つ目が遅れたのか?それとも先方が再送時に(念のために?)二つ送ったのかどっちだ?など要らんことを考えてしまう。

さらにこんなことも。

請求書(光熱費やカードなど)が来ないので、すっかり忘れていると翌月の請求書に前月分プラス延滞料が・・・いやいや、請求書届いてないから・・・

ということで、コールセンターに連絡し、先月分の請求書が届かなかったんですけど・・・と話すと、「あ、そうですか、分かりました、延滞料は取り消します」とアッサリ回答が。

どこまでUSPSは信頼されてないのでしょうか。頑張れUSPS!

こんなことだと何でもUSPSのせいにされちゃいそうですよね~。

アメリカでジュースはRefill-free(おかわり自由)

一度でもアメリカやハワイ旅行をした人はもうご存知だと思いますが、アメリカでは、レストランやファーストフードなどでのソフトドリンクはほとんどの場合、おかわりです。

フードコートなど、カウンターの中にドリンクバーがある場所では、おかわりに50セント程度取られることもありますが、単体のファーストフードや普通のレストランであれば飲み放題。

ファーストフードでは、ただでさえ特大のカップを食べながら飲み干し、帰り際に満タンにして帰るアメリカ人を良く見かけます。(そりゃ太ります。)

レストランでも、コーラやスプライトが1/3程度になると何も言わなくてもウェイトレスが新しいコップを持ってくるので、ついつい「無理して飲まないと!」とプレッシャーに駆られるほどです。(貧乏性)

そんなことも知らず学生時代に旅行に来たときは、食事の終りかけに勝手に持ってこられたアイスティーを断ろうとしたら、「Feeなのに要らないの??」とニコニコと愛想の良いウェイターに押し付けられたこともありました。(笑)

ビジネスマンでもあるUCI(大学)の日系の教授が話していたことですが、彼が日本に行ったとき、当然ドリンクは「おかわり自由」だと思い込んでいたようで、高級ホテルで打ち合わせをした際に一杯1000円ぐらいする紅茶を遠慮せず何杯も飲んでしまったそうです。

彼は後で現実を知って後悔したそうですが、アメリカに来ると逆なので、遠慮せずにドンドンおかわりしましょう。(笑)

朝食のコーヒーもおかわり自由ですが、最初に砂糖やミルクを入れて「自分の味」に調整しても、「親切な」ウェイトレスに勝手に継ぎ足されたりして味が変わることもあるのでご注意くださいね。(笑)

7月4日は独立記念日

  • アメリカでは、7月4日は独立記念日(Independence day)

数少ない祝日の一つであり、一大イベントでもあります。

そして、独立記念日といえば、花火です。

市や団体は、地域の学校や大きな公園、海沿いなどで、こぞって大きな打ち上げ花火を開催します。

一般の人々の花火はどうかというと、信じられないかもしれませんが、アメリカでは花火が禁止されている場所も多く、手持ち花火や小さな打ち上げ花火すら普段はすることができません。

ところが、この独立記念日間近になると、花火が許可されている市では、スーパーの駐車場などに仮設の花火販売店舗が乱立。

子供から大人までたくさんの人が群がります。

かく言う私もオレンジカウンティーに住んでいたころ、Costa Mesaで花火をしました。

花火が許可されていると言っても、どんな花火でも良いわけではなく、打ち上げ花火でも高く上がるものは禁止・・・以前近くで違法花火(ダウンタウンやチャイナタウンで手に入るという)を上げているのを見ましたが、間髪いれずにヘリコプターに光で照らされ、それこそ5分もしないうちに消防車が来て違反切符を切っていったのを見て驚いた記憶があります。

今年は乾燥して山火事も多いため、花火を控えるように呼びかける声が上がっているぐらい窓際に追いやられる花火たち。

ただ単に花火をする側の自覚の問題のように感じますが、意外なところで厳しい規制が目立つアメリカです。 銃は持てても花火は出来ないようです。

アメリカで切手を貼り忘れた郵便はどうなるの?

アメリカでは、郵便物が届くのが遅かったり、届かなかったり・・・ということが良くあります。(頑張れ!USPS)

東海岸から西海岸に普通郵便などで送ると、かる~く一週間ほど掛かります。

ただ、どこに送るのにも42セントというのは破格です。(最近また1セント上がったけど)

公共サービスに近いので文句も言えませんが、今回はそんなUSPS(United States Postal Serviceだったかな?)の話ですが、USPS側のミスではない話。

先日、CPAからこんな連絡が入りました。

「○○様宛の請求書に切手を貼るのを忘れて投函してしまいました。

お手数ですが、郵便局から請求された場合、その分を差し引いてお支払ください。」

普通、切手が貼られていない(または切手代が足りない)場合、日本では返送されますよね?

では、アメリカではどうかというと、それは郵便局の担当者次第。(多分)

今回のケースはというと・・・

二日後、切手のない空白に消印だけが押された郵便物がしっかり届いていました。

ということで、返送されることも無く、切手代を請求されるわけでもなく、無事に配達されました。

なんといい加減な・・・と思いがちですが、さすがUSPSです。サービス満点。

そんな心優しいUSPSですが、引っ越して新しいオフィス(数年間空きオフィスだったらしい)に入った時には、住所変更届けを出したにもかかわらず、2週間以上、郵便物が届かないということもありました。(配達の担当者がスグには入居を信じず全て返送していたらしい・・・)

適当なもんです。

アメリカ中年男性が経験する40-Years-Crisis

アメリカで仕事をしていた頃、同僚と話をしているとアメリカでは40-Years-Crisisなるものが存在し、40歳をすぎた男性が突然会社を辞めて全く違うことに没頭したりするらしいことが判明しました。

酷いときには「医者」を辞めて「ロックスター」を目指したりしちゃうとか・・・

で、よくよく聞くと、彼女の旦那が突然スポーツカーに乗り換えたり携帯メールのしぐさが怪しかったりと、素行が突然変わって来たのだとか。

まぁ本人も気づいているように単に浮気の疑いがあるだけなのかもしれませんが、確たる証拠がないと、離婚すると不利になる・・・ということで現在は別居中。

カリフォルニア州では、通常の離婚は、資産を50:50と平等に振り分けるため、家や家財を分けて終り、というパターンが多いのです。

でも、片方の浮気が原因となると話は違ってくるようで、裁判所や陪審も誠実な方の見方をしてくれるのだとか。(その為には確たる証拠が必要)

子供がいる場合は少し複雑になるようですが、実際には裁判所の決定に従わざるを得ないので、どれだけHard Evidenceを持っているかが重要なのだそうです。

ちなみに、アメリカの離婚率を聞くと、初婚では50%が離婚、再婚では70%が離婚するという異常な統計が出ているようで、彼女は「なぜ皆再婚するのか意味が分からない」と言っていた。

おそらく、ブラッドピットとアンジェリーナジョリーのようにパートナーとして結婚せずに同居するというのが一般的に受入れられていることもあっての意見だと思いますが。

か~なり話が逸れましたが、問題の「40-years-crisis」、本人はそれほど意識がないようで「まとも」だと思っているから性質が悪いそうです。

解決策は分かりませんでした。(笑)