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摂氏(C)と華氏(F)の超簡単な捉え方

日本ではまだまだ寒い1月中旬ですが、アメリカ、南カリフォルニアでは、ここ最近暖かい日が続き、日中の気温は80度になろうかというほどです。

とはいっても、華氏に馴染みの無い日本人にとっては80度というのがピンとこないのではないでしょうか。

アメリカと日本では、一般的に使われる単位がいろんな場面で違うので、混乱することしばしばです。

たとえば、温度は摂氏ではなく華氏のファーレンハイト(F)、

重さはグラムではなくオンスやポンド、

距離はインチやフィートやマイル、

ガソリンなどの液体類はガロン

などなど、慣れるまでは聞いただけではピンとこないものばかりです。

特に気温は、アメリカ各地で全然気候が違うので、旅行や出張のとき会話だけでは寒さや暑さの実感がわかず、盛り上がりません。(笑)

ウィスコンシン州から知り合いが来て、「向こうは●度で寒いよ~」と言われても、どのくらい寒いのかピンとこないにもかかわらず、考え(頭で計算し)ながらオーバーリアクションしたりしてました。(笑)

という苦労を経て感覚をつかむために覚えた方法、華氏が使われる中で摂氏の温度を実感するために簡単な換算方法を紹介します。

まぁ「方法」というほど大層なものではないのですが参考になれば幸いです。

ちなみに、華氏と摂氏の正式な換算方法はというと、

C=5/9(F-32)

という換算式がありまして、F(華氏)から32を引き算して、5/9を掛ける(5を掛けて9で割る)とされていますね。

でも、こんなややこしい計算を毎回やってられません。(笑)

そこで、思いついた方法は「30と10と5だけを使って華氏を実感してしまう」という安易な技。(笑)

では、詳しく説明しましょう。

華氏と摂氏の大まかな違いを見てみると、

華氏 : 摂氏 30.0 : -1.1 32.0 : 0.0 40.0 : 4.4 50.0 : 10.0 60.0 : 15.6 70.0 : 21.1 80.0 : 26.7 90.0 : 32.2 100.0 : 37.8

こんな感じです。

多少の誤差はありますが、だいたい華氏30度の時に、摂氏はほぼ0度(ゼロ)です。

そして、そこから華氏が10度上がると摂氏は5~6度ずつ上昇する感じですね。

ということで、誤差はあるとしても、華氏「30度」で摂氏ゼロ、その後、華氏が「10度」上がる毎に摂氏は「5度」上がるという考え方です。

5/9よりはるかに簡単ですね~。

南カリフォルニアの辺りでは、華氏70度前後がよく出てきますので、華氏70度が摂氏でいうと20度程度かということを念頭において置くとなお更実感しやすくなりますね。

ニューヨークやシカゴの極寒も30を下回っていれば「摂氏ではマイナス」、ラスベガスなど砂漠の暑さが100度を超えていると摂氏では40度を上回るかもしれません。

こんな感じでイメージできれば華氏の問題もクリアできるのでは?

略語の片隅のピリオドには意味がある?

「U.S.」や「Co.」など、何気なく使われる略語には、よく「.」がついていますね。

実はこれ、「略語ですよ!」って教えてくれる記号なのです。

U.S.はUnited States

Co. はCompany

ですね。

他にも、Mr. やA.M. など、身近な略語がたくさんありますが、やはりピリオドが付いているものが多いのです。

こういった略語は、Abbreviation(アブリヴィエーション)と呼ばれ、日常会話でも非常によく使われます。

ただし、FBIやCIA、UNICEFにUFOなど、例外的にピリオドが付かない略語もたくさんあります。

どういう単語が略されているのか聞きたいときには、Stands forという表現を使って、

What U.S. stands for?(U.S.って何の略なの?)

と尋ねてみると親切で博識な友人は教えてくれます。

一度、同僚に銀行などの後ろによく付いている「N.A.」という略語(Citibank, N.A.など)の意味を尋ねたとき、

「よく分からないけど、North Americaじゃない?」と言われたことがあります。

そんな訳ないだろ~と調べてみると、「National Association」の略語でした。

N/Aという風にスラッシュで区切られた表現は、Not Appricable(該当無し)という意味でよく書類に記載されるのを目にしますが、アルファベットレベルに落とされると同じような略語があると混乱してしまいますね。

Colaは無いけど、Cokeならあるよ!

日本では、どのブランドでも「コーラ」といえば「コーラ」です。

たとえ、コカコーラでもペプシコーラでも、ダイエーやイオンの自社ブランドでも「コーラ」は共通語。(ですよね?)

アメリカではどうかというと・・・

ここからはファーストフード店での実話、会話形式でどうぞ。

店員「ドリンクは何にしますか?」

友人「コーラください!」

店員「コーラはありません、Cokeはありますが」

友人「え?」

店員「うちはPepsi Cokeですので、Coca-Colaは置いてませんが、Pepsiでもよろしいですか?」

友人「OK、OK」

ということで、無事「コーラ」をゲットしてホッとした友人でした。

アメリカでは「コーラ」のことを「Coke」といいますので、レストランなどで注文するときは「コウク、プリーズ」と英語っぽく言ってみましょう。

ちなみに、私はスプライト派ですが、どこでも一度「スプライトをください」と注文してみます。

メニューも見ずに。(笑) そうすると、スプライトを置いていない店では、7upしかありません、とか、うちはSierra Mistになりますけど・・・というように、スプライトによく似た製品を提案されますので、「この店は何があるのかなぁ?」と聞いたり、メニューを調べたりする手間が省けます。(めんどくさがりです、ハイ)

ちなみに、映画を見ているとき以外、普段使われることはめったにありませんが。「Coke」には「コカイン(麻薬)」という意味もありますので、ご注意ください。

カリフォルニアの州都は人口7位のサクラメント

アメリカ、カリフォルニア州といえば、ロサンゼルスやサンフランシスコなどが有名ですが、実は州都はサクラメントです。

これは知っている方が多いと思いますが、サクラメントは、カリフォルニア州のなかで7番目の都市だということは知っていましたか?

なかなかそこまで興味は湧きませんね。(笑)

でも続けます。

ちなみに、2007年の1位から10位まではというと、

1位: Los Angeles

2位: San Diego

3位: San Jose

4位: San Francisco

5位: Fresno

6位: Long Beach

7位: Sacramento

8位: Oakland

9位: Santa Ana

10位: Anaheim

という順番になっているようですね。

サンフランシスコがサンディエゴやサンノゼ(シリコンバレー)に負けて4番というのも少し驚きですが、フレズノが5位というのにはもっと驚きました。

一度、アーバイン(ロスの少し南)に住んでいた頃にヨセミテ国立公園に車で行った時に通過したことがありますが、それほど大きな街だと感じなかった気がします。

実際の人口はというと、フレズノ以下の都市は僅差ですが、それより上位はそれぞれ大きな差が開いているので、多少の頑張りでは変動しないでしょう。

詳しく見たい方はこちら↓

http://www.citypopulation.de/USA-California.html

Wikiに記載されている2008年の想定人口では、ロングビーチとフレズノが逆転しています。

いずれにしても、サクラメントは7位ですね。

ディズニーランドのアナハイムも10位と健闘、サンタアナと並んでオレンジカウンティーの人口を引っ張っています。

Demurrerって何ぞ?

米国滞在時の訴訟に絡む内容です。

と言っても原告なので気は楽ですが、そうは言ってもいろいろ大変。 日本でも訴訟をしていましたが、アメリカとの訴訟制度の違いに驚かされ、勉強になりました。(今後この経験が使えるのかは微妙)

アメリカでの訴訟の流れは、裁判所に訴状(Complaint)を提出する前に、まず 要求書(Demand Letter)という形で相手側に直接要求や違反事項などをぶつけます。

そして、それに対する相手の反応をみて訴訟に持ち込むのか否かを検討するのですが、今回のケースは、反応が無かったので、裁判所が妥当な期間だと考えるだけの時間(2週間から1ヶ月)を置き、訴状を提出した。

そして、それに対する相手の回答がDemurrer(用語の異議申し立て)だったのだ。

どうやら普通、提訴された相手はDemurrerかDenial(否定)をするらしく、今回はDemurrerから入ってきたということになる。

この難しい単語Demurrerというのは、異議申し立てと訳されますが、法律専門用語で、訴状の情報(または内容)が不十分なので、例え訴状の内容が全てあっていても不法行為にはならないと主張していることになるそうです。

つまり、「もっと具体的に書け」と言われています。

ここで、ヒアリングなどが開かれて概要を聴取された結果、訴状が曖昧な主張だと裁判官に判断されると棄却されるという最悪なケースもありうるというから恐ろしい。

まぁ今回は大丈夫ですが。(だと思ってるほうが平和)

その後はどうかというと、裁判所に訴状が認められたら、さらに相手がDenialを入れてくるというのが一般的なパターンだそうで、時間がかかって面倒です。というか相手が時間稼ぎしている可能性もあります。

現行犯で捕まっても「無罪だ!」から始まる裁判制度ですから、反論してくるのは覚悟の上ですが、時間がかかるのと、弁護士費用が嵩むのが痛いところですね。

ただ一つ良いことは、カリフォルニア州では、2年以内に解決しなければならないというルールがあるそうで、それを破ると弁護士側もペナルティーがあるのだか無いのだか。

だから、長くても2年。そう考えると、日本とはエライ違いです。