Archive for 経営思考

起業してからスキー辞めました。

先週、アメリカに行っていましたが、

カリフォルニア州ロサンゼルス近辺では、

11月というのに、昼間は25度近くまで気温が上がり

海辺では水着でビーチバレーを楽しんだり

海水浴をしている人までいるほど・・・

で、日本に帰ってきても、日中は結構暖かくてビックリですね。

という話は置いておいて、

今回は、健康管理について。

ホントかウソか、アメリカでは、太っている人は、

「健康管理(自己管理)が出来ていない」という評価を下され

昇進に影響するという話もあるぐらい体調と健康の管理はとても重要です。

この時期、風邪を引かないように普段から気を付けるのも大切ですが、

風邪を引いてしまったら、早く治すこと、

無理して長引くのも良くないし、周りにうつしてしまうのは最悪です。

思い切って休むことも大切です。

そして、経営者は、従業員の体調も気遣う必要があります。

各人が無理しないように仕事を配分することもそうですが、

体調が悪い時には、気兼ねなく休める体制を整えることが重要です。

そうはいっても、やはり一番重要なのは、経営者の体調管理です。

中小企業やベンチャーは経営者は、会社の存続や繁栄に影響するだけでなく

組織そのものであることも多く、経営者が入院したというだけで

売上が激減する、もしくはゼロになるということも良くあります。

ベンチャー企業も特に立ち上げ時期は、

経営者への依存度が高いケースが多く、弊社もそうでした。

そうなってくると病気とか怪我などはもってのほか、

ということで、そういうリスクを排除するため、

私は会社を立ち上げてからスキーに行くのを辞めました。

それでも、親族の旅行で一度行きましたが、

幼い娘と雪遊びをして、ほとんどスキーを楽しむことはありませんでした。

昔、山梨で勤務していた頃は、No残業Dayに仕事が終わってから

ナイターを滑りに行っていたのが嘘みたいです。(笑)

これは極端な話ですが、普段から体調に気を付けて

食べることと寝る時間は、惜しまないようにしたいものですね。

話は変わりますが、以前、アメリカで仕事をしていたとき、

女性の喫煙者が多いという話になったので、

当人たちに聞いてみたところ、

「タバコが好きな訳じゃないけど、ダイエットのために吸ってる」

という不思議な答えをもらったことがあります。

タバコは健康には悪いというイメージが付きまとっていますが

いろんな説があるのかもしれませんね。

成功するために最も重要な事

成功している人の共通点かどうかは測ったことが無いのでわかりませんが、

成功するために最も重要なことは、

「すぐやること」と「続けること」

だと思います。

やろうやろうと思って、

頭では分かっていながらもだらだらと時間が過ぎて

いつまでたっても何も変わらない・・・

大学生は、そう思いながら麻雀していても構いませんが、

社会人は、そんな現状を友人と飲みながら

不満を垂れていても仕方ありません。

やると決めたらすぐ実行し、

失敗しても諦めずにチャレンジし続ける人が成功するのです。

起業でも、仕事でも、ダイエットでも、自己啓発でも同じです。

「英語勉強しなきゃ!」と思っていても、

何から始めていいかわからない、

今日は仕事で遅くなったから明日からやろう・・・

今日からダイエットしようと思ったけど、

飲みに誘われたから明日からしよう・・・

これがダメ。

「そんなこと分かってる」と思う人がほとんどですが、

「分かって」いて「出来ている」人が成功する人ではないでしょうか。

5分でも10分でも、少しでもいいので、今日やる!

そして、明日もやることが大切です。

一日サボると、次にサボっても何とも思わなくなってしまうので、

とりあえず、決めたことは、サボらないようにしましょう。

リサイクルショップが生き残れる本当の理由

今日、たまたま時間つぶしで近くのリサイクルショップに行きました。

数年前に出来た古着が中心のお店で、一年ぐらい前に行ったときは、

どちらかというと子供服が多く、レディースもメンズも幅広く

ノーブランドから高級ブランドまで所狭しと並べている感じでした。

単価も安く数百円から高い物でも2~3000円、

にもかかわらず、複数購入でポッキリ価格になるという

割引も行っていたりと、薄利多売で頑張ってるなぁという印象だったので

よく覚えています。

そして、本日久しぶりに入ったお店は、雰囲気がまるで違いました・・・

店内にはメンズの古着、シューズ、ブーツ、時計、ジッポなどの小物といった

商品のみで統一されていて、完全に20代後半から40代前半までの

男性にターゲットを絞った商品しかなく、

グレゴリー、パタゴニア、モンベル、ノースフェイスといった

アウトドアブランドやジーンズはビンテージのリーバイスやLee、

スニーカーは、ナイキやエアジョーダンシリーズなど、

中古品なのに、単価は5000円以上ばかり。

ビンテージものも多く、1万円を超える商品もたくさんありました。

何より、ポップや値札、陳列も統一感と高級感に溢れて、

古着屋ということを忘れてしまうほど綺麗な店内でした。

どこかのコンサルが入ったのかな?と思えるほどの変わりようでしたが、

お昼時だったからか、作業着のお兄さんたちが何人も

掘り出し物を物色するかのように店内を見ていました。

まさに選択と集中で成功しているのが分かった瞬間でした。

「古着何でも買います!」と謳っているので、

メンズ以外の古着などは、他の店舗で同じように

ベビーキッズに特化したお店、レディースに特化したお店

という具合に、展開して販売しているのかもしれません。

広く浅く集客するより、ターゲットを絞ることで

マーケティングもしやすく、その効果も大きくなります。

また、価格帯と客層を意識して商品選定やマーケティングすることで

濃いアクセス(集客)とリピート率の向上にもつながります。

リサイクルショップというと、取扱い品種は数えきれないほど多数ですが、

実際に儲かっているカテゴリというのは、限られています。

家電が得意なお店もあれば、家具が得意なお店もあります。

幅広い品ぞろえよりも、得意分野をいかに伸ばせるかが勝負なのです。

全ての分野で利益を上げることは難しいので、

まずは自分の得意分野を磨くことに力を使う事が、

会社の存続と成長につながるものですね。

会議を10倍濃くする方法

一つのテーマに対して関係者が集まって話し合いをする場を

会議(ミーティング)と呼びますが、

会議と一言で言っても、定例会や役員会、報告会のようなものもあれば

プロジェクト内の会議だったり、いろいろです。

会議にスケジュールを振り回されて終わることもありそうですね。

そんな会議ですが、直接業務に関係ない場合は、

聞くだけで時間が過ぎて終わってしまう。

もしくは、興味も無いので内容もスルーしてしまう

ということもあるのではないでしょうか。

果たしてそんな会議に意味があるのかと思ってしまいますが、

経営者からすると、会議にもコストがかかっているので

意味のない会議は辞めて欲しい。。

5人でも集まれば、時給1000円と考えても

1時間で人件費だけで5000円かかっています。

なかにはトップダウンで決まった事など、

現場では無駄だと思える会議もあるかもしれませんが、

どうせ会議をするなら、生産的な話をしたいものです。

会議を有意義な時間に変えるのは、出席者以外の誰でもありません。

私は、会議に参加して発言しないことは、

参加していないと同じだと考えていますので、

必ず、質問なり意見なりを言うようにしています。

新人の頃は、会議が始まる前に「必ず3回は発言すること」と決め、

最低でも議題が進行するなかで、3つは質問できるよう、

人の話しを聞き、メモを取って、常に疑問点が無いか考えていました。

3つを前提に考えていると、最低でも一回は発言できていました。

その分会議中は疲れますが、内容は良く理解できるし、

何より、やる気があると思われました。
(無駄に仕事が増えることも。笑)

定例会や報告会、役員会などで報告するときなどは

出しゃばったマネをする必要ありませんが、

プロジェクト内の会議では、発言しないと意見が無いと思われ

相手にされず、存在感も薄れてしまうものです。

積極的に発言しようと努力するだけで、内容は深く理解できるようになり、

上司にも認められ、周りの信頼も得られ、

責任ある仕事が回ってくるようになるので、

自身の成長とともに昇格にも近づくことになります。

明日から、「会議では絶対に発言する」と決めると

10倍内容が濃くなるかどうかは状況次第ですが、

少しは良いことがあるかもしれませんよ。

マーケット感覚を身につける方法

最近、ちきりんさんの「マーケット感覚を身につけよう」という本を読みました。

ちきりんさんといえば、社会はブロガーとして有名ですが、

バックグラウンドとして、アメリカ留学(MBA?)、都銀や外資系金融での勤務があり、

幅広い知識と経験を基に持論を展開していますね。

「そうかなぁ?」と思うこともたまにありますが、まぁ読み物として読むぶんには面白い。

話しが逸れそうになったので、マーケット感覚のお話に戻しますが、

「市場の原理である、需要と供給のバランス」

「価格と価値」

「自分の持っている価値を正しく把握する」

「何事もビビらずにまずやってみる」

というような、言われてみればその通りということを

例を挙げて解説してくれています。

航空会社の例の終盤など、ちょっと無理やりかな?と思うところもありましたが、

「感覚」を身につけるためには想像力や洞察力も重要になってくるので

最初は深く考えすぎるぐらいのほうがいいのかもしれません。

一人でブレインストーミングするようなものですね。

前から見てるものを、次は横から見た場合を考え、その次は上から

という具合に、あらゆる側面から捉えると答えが違ってくるということはよくあります。

本書を鵜呑みにするのではなく、自分で考えるクセをつけ、

豊富に集めた材料で何事も判断していくことが重要です。

価格や価値は市場の原理で決まるもので、

いくら良い商品だからといって100万円で販売しても

その商品に100万円以上の価値があると認め、欲しがる人がいなければ売れません。

逆に、欲しい人がたくさんいるとすぐに売り切れ、転売されて200万円以上の価値になることもあります。

面白いのが中古品。

例えばゲームソフトで例をあげると、ドラクエやFF(ファイナルファンタジー)といった

人気商品は中古市場でも人気がありますが、流通量が多すぎて、破格の値段で手に入ります。

マリオなんかもそうですね。

逆に、新品発売時に人気がなく、それほど売れなかったソフトは、

中古になっても流通量が少ないので、高値で取引されるという現象が起こっています。

まぁ欲しい人があっての値段なので、結局、人気商品は安いけどバンバン売れる、

レア物は高いけどなかなか売れないという差が生まれるのですが・・・