リサイクルショップが生き残れる本当の理由

今日、たまたま時間つぶしで近くのリサイクルショップに行きました。

数年前に出来た古着が中心のお店で、一年ぐらい前に行ったときは、

どちらかというと子供服が多く、レディースもメンズも幅広く

ノーブランドから高級ブランドまで所狭しと並べている感じでした。

単価も安く数百円から高い物でも2~3000円、

にもかかわらず、複数購入でポッキリ価格になるという

割引も行っていたりと、薄利多売で頑張ってるなぁという印象だったので

よく覚えています。

そして、本日久しぶりに入ったお店は、雰囲気がまるで違いました・・・

店内にはメンズの古着、シューズ、ブーツ、時計、ジッポなどの小物といった

商品のみで統一されていて、完全に20代後半から40代前半までの

男性にターゲットを絞った商品しかなく、

グレゴリー、パタゴニア、モンベル、ノースフェイスといった

アウトドアブランドやジーンズはビンテージのリーバイスやLee、

スニーカーは、ナイキやエアジョーダンシリーズなど、

中古品なのに、単価は5000円以上ばかり。

ビンテージものも多く、1万円を超える商品もたくさんありました。

何より、ポップや値札、陳列も統一感と高級感に溢れて、

古着屋ということを忘れてしまうほど綺麗な店内でした。

どこかのコンサルが入ったのかな?と思えるほどの変わりようでしたが、

お昼時だったからか、作業着のお兄さんたちが何人も

掘り出し物を物色するかのように店内を見ていました。

まさに選択と集中で成功しているのが分かった瞬間でした。

「古着何でも買います!」と謳っているので、

メンズ以外の古着などは、他の店舗で同じように

ベビーキッズに特化したお店、レディースに特化したお店

という具合に、展開して販売しているのかもしれません。

広く浅く集客するより、ターゲットを絞ることで

マーケティングもしやすく、その効果も大きくなります。

また、価格帯と客層を意識して商品選定やマーケティングすることで

濃いアクセス(集客)とリピート率の向上にもつながります。

リサイクルショップというと、取扱い品種は数えきれないほど多数ですが、

実際に儲かっているカテゴリというのは、限られています。

家電が得意なお店もあれば、家具が得意なお店もあります。

幅広い品ぞろえよりも、得意分野をいかに伸ばせるかが勝負なのです。

全ての分野で利益を上げることは難しいので、

まずは自分の得意分野を磨くことに力を使う事が、

会社の存続と成長につながるものですね。

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