マーケット感覚を身につける方法

最近、ちきりんさんの「マーケット感覚を身につけよう」という本を読みました。

ちきりんさんといえば、社会はブロガーとして有名ですが、

バックグラウンドとして、アメリカ留学(MBA?)、都銀や外資系金融での勤務があり、

幅広い知識と経験を基に持論を展開していますね。

「そうかなぁ?」と思うこともたまにありますが、まぁ読み物として読むぶんには面白い。

話しが逸れそうになったので、マーケット感覚のお話に戻しますが、

「市場の原理である、需要と供給のバランス」

「価格と価値」

「自分の持っている価値を正しく把握する」

「何事もビビらずにまずやってみる」

というような、言われてみればその通りということを

例を挙げて解説してくれています。

航空会社の例の終盤など、ちょっと無理やりかな?と思うところもありましたが、

「感覚」を身につけるためには想像力や洞察力も重要になってくるので

最初は深く考えすぎるぐらいのほうがいいのかもしれません。

一人でブレインストーミングするようなものですね。

前から見てるものを、次は横から見た場合を考え、その次は上から

という具合に、あらゆる側面から捉えると答えが違ってくるということはよくあります。

本書を鵜呑みにするのではなく、自分で考えるクセをつけ、

豊富に集めた材料で何事も判断していくことが重要です。

価格や価値は市場の原理で決まるもので、

いくら良い商品だからといって100万円で販売しても

その商品に100万円以上の価値があると認め、欲しがる人がいなければ売れません。

逆に、欲しい人がたくさんいるとすぐに売り切れ、転売されて200万円以上の価値になることもあります。

面白いのが中古品。

例えばゲームソフトで例をあげると、ドラクエやFF(ファイナルファンタジー)といった

人気商品は中古市場でも人気がありますが、流通量が多すぎて、破格の値段で手に入ります。

マリオなんかもそうですね。

逆に、新品発売時に人気がなく、それほど売れなかったソフトは、

中古になっても流通量が少ないので、高値で取引されるという現象が起こっています。

まぁ欲しい人があっての値段なので、結局、人気商品は安いけどバンバン売れる、

レア物は高いけどなかなか売れないという差が生まれるのですが・・・

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