「欲しい」と言われる営業をする方法

個人でも法人でも取引が行われるときは

まずどちらにどのようなメリットがあるのか、

お互いの立場で見極めることから始まります。

物販であれば、商品の価値と価格が双方にとって妥当か否か、

販売側は、製造原価や流通コストを考慮して

利益を確保した価格で販売したい、

仕入側は、販売価格や市場の需要の状況などを考慮して

利益が得られそうなら、数量を決めて仕入れる。

価格が、お互いの利益が合致する水準でなければ取引は成立しません。

これは至極当たり前の話ですが、

何事も相手があっての取引である限り、

相手にもメリットが無ければ話は進まないものです。

新規営業に行った際、自社商品や自社サービスが

いかに良い商品か説明しても、相手にメリットが無ければ

取引は成立しません。

取引をしたければ、まず、相手にどのようなメリットがあるのか、

この商品を買うことで、将来何の役に立つのか、

または、相手のどんな問題を解決できるのか、

具体的に示して納得してもらわなければなりません。

どんなに良い薬があろうとも、

病気も怪我もしていない人は、何もなければ薬は買いません。

(常備薬や湿布などを揃えておくぐらいはあるかもしれませんが。)

商品を売りつけるのではなく、

「そういうことなら使いたい」と思われるストーリーが必要です。

必要ない人に延々と説明を続けるぐらいなら、

必要としている人を探すことに時間を使う方が

圧倒的に効率が良いのです。

営業を考える際は、

まずは、自社商品がどのような問題を解決できるのか理解し、

次に、自社の商品を必要としているであろう

潜在顧客(ターゲット)を見極め、

そのターゲットに接触できる場所を探し、

問題解決のストーリーを説くことが重要です。

今日の失敗は、明日の成功に結びつく!?

豊田喜一郎氏の名言です。

「今日の失敗は、工夫を続けてさえいれば、必ず明日の成功に結びつく。」

開発や製造など、技術面では、日々の改善、改良

そして、アイデアがとても重要ですが、

失敗を繰り返さないことが成功に繋がるのは、

どんな仕事でも同じです。

同じ失敗を繰り返している人のところに大きな仕事の依頼は来ませんが

失敗から学び、コツコツ成長している人にはいつかチャンスが来るものです。

効果と効率の両立は不可能?

才津達郎氏(サンドラッグ社長)の名言です。

「効果と効率の両立ができるのは、30人に1人くらいしかいない」

大手ドラッグストアの社長が言う言葉ですから、

当たらずとも遠からず、なのかもしれません。

「二兎を追うものは一兎も得ず」という諺もあるように、

同時に二つのことを追い求めても成果を得ることはできません。

現状を分析し、今、何が重要なのかを見極め、

一つ一つ潰していくことが大切です。

両立はできなくても、まずは効果を求めて結果をだし、

その後、効率を高めていくことで、目的を達成することは出来るのではないでしょうか。

人生は得手に帆あげて進むべき

本田宗一郎氏の名言です。

「人生は、“得手に帆あげて”生きるのが最上だと信じている。」

苦手を克服しなくてよいとまでは言いませんが、

得意を伸ばして勝負するほうが勝てる確率は上がります。

企業は、何でも出来るオールマイティーな人材を求める物ですが

その中でも、ある程度何でもできて、

一つの専門分野で優れている人材は、際立ってくるものです。

好き嫌いではなく、自分の得意分野を理解することが重要ですね。

成功したから楽しいんじゃないですよ

斎藤一人さんの名言です。

「楽しいから成功するんで、成功したから楽しいんじゃないですよ。」

好きなことを仕事にしたいと思う人は多いようですが、

世の中そんなに甘くないのが現実。

スポーツ選手やアーティストも

最初は好きで始めたかもしれませんが、

一流になるには、人一倍努力し続けなければなりません。

映画が好きだから製作会社に入ったからといって

実務は楽しいばかりじゃない。

釣りが好きだから、釣り具メーカーに就職したけど、

思っていたより仕事がきついとか。

みんな同じです。

どんなに厳しい中でも、楽しみや目標があれば頑張れます。

ただ、嫌々やって結果が出ることはありません。

何事も楽しんでこそ、結果がでるものです。

好きな仕事ばかり選ぶのではなく、

嫌いじゃない仕事を増やすほうがいいかもしれませんね。