Archive for アメリカ関連

ハロウィン祭りとサマータイム終了

現在アメリカ出張中。

アメリカ時間の30日にロスに到着し、翌日31日は、ハロウィン

今年は土曜日だったので、特に盛り上がったのかもしれません。

モールなどを歩いていても仮装している人がたくさんいました。

夜テレビを見ていると、各地のハロウィンパーティーの様子が映し出されましたが

ニュース番組では、CMに入る前などに度々 「Fall Back 忘れないでね」と言います。

そう、サマータイムが終了するのです。

サマータイムは、アメリカでは、Daylight savingといって、

日が長くなる春に時計の針を1時間進め、日が短くなる秋に時計の針を1時間遅らせる

という制度のことですが、その1時間を遅らせるタイミングがまさに、

今年は11月1日ということだったのです。

アメリカでは、普通、3月の第2週の日曜日にサマータイムがスタートし、

11月の最初の日曜日に終了することになっています。

ということで、ハロウィンの夜に時計が1時間戻るので

パーティーしていた人達は、1時間余分に楽しんだのかもしれませんね。

たかが1時間、されど1時間、

ですが、大体の人は睡眠が1時間増えたってところでしょうか。

アメリカ出張とハロウィン Halloween商戦

先週金曜日の深夜羽田発の便でアメリカに出張で来ています。

出発時刻は、夜の0時5分だったので

日本では10月31日(土)になったところでしたが

9時間後に飛行機を降りてロサンゼルスLAXに到着した時刻は、

10月30日(金)18時。

時差の関係で、渡米したときは時間が戻り、

帰国するときに時間が進みます。

帰りに相殺されると分かっていても、

到着したときは得した気分。

ということで、

ハロウィン商戦も佳境を迎えた前日に到着です。

ホテルにチェックインして、ちょっと買い物に出ると

お店は店員さんもお客さんも仮装している人がいっぱい。

前日でも、パーティーがそこらじゅうであるんでしょうね。

で、気になったので、ターゲットやウォルマートなど大きなお店の

ハロウィングッズが置いてある場所に行ってみると、

棚はガラガラで、2割ぐらいしか商品が残っていない感じでした。

かなり在庫していただろうけど、

ここまで捌けているとハロウィン商戦は成功か?

ただ、残っている商品はぐちゃぐちゃにされていて

売り物になるか怪しい物ばかり。

そして、ハロウィン当日。

街で見かける人もコスチュームを着てる人がかなり増え、

お店の店員も女性は仮装している人が多かったイメージ。

首を銃で撃たれ、口から血を流した女性に、

「May I help you?」と言われた時には、

いやいや、私は大丈夫、Helpがいるのは、あなたの方です。

という感じで笑ってしまいました。

まぁスーパーマンのTシャツ着てるだけのような

仮装なんだか普段着なんだかイマイチ分からない人もいますが、

ハロウィンの雰囲気でOK。

サンタモニカのサードストリートでは、毎年ハロウィンの日は、

仮装した人たちが集まります。

夜のニュースでも、取り上げられていたのですが、

なんと、そのニュースの時に、東京の様子が流され、

日本でもハロウィンはかなり大きなイベントになっています!

という楽しいニュースとして、

日本人の仮装している人たちがインタビューに答えていました。

バレンタインに並ぶ、ビジネスとして、

各企業も躍起になっていますというアナウンサーの発言で

締めくくられていました。

そして、本日、大きなモールに立ち寄ってみると、

もうクリスマスの準備が進められ、

BGMもサンタクロースになっていました。

今月末のサンクスギビング(収穫祭)

クリスマスと、これから物販は盛り上がる時期です。

仕入も販売も計画的に進めたいものですね。

日米比較(採用と組織構成)

私は以前、経営企画や会計を主に専門としており、アメリカで仕事をしていましたが、渡米当初は 日米の差に非常に驚かされました。

大手通信会社からの請求が間違っていたことがあったのですが、 問い合わせして調査してもらうまでに数箇所電話を転送され、 数日後の調査の結果の連絡では、やはり先方の請求ミス。

翌月の請求と相殺して欲しいと依頼しても難しいなどと言われ、 一番簡単な方法が、Refund Centerと呼ばれる払戻し専門の 部門に自社のレターヘッドにサインした返金依頼のレターをFAXすることで、差額分の小切手郵送を依頼することだとのことでした・・・。

日本では、あり得ない効率の悪さに驚くと共に、当たり前だと 思っていた日本のサービスの良さに気付くことができました。

ところで、今回は採用の話。

結論から言うと、日本では人を採る、アメリカではスキルを採る。

アメリカでは、企業側は採用の際、Job Descriptionと言われる職務記述書を作成し、募集対象のポジションにおけるタイトル及び仕事内容を明確に定義します。

これに基づき、その分野での学歴や職歴を重視した採用活動(就職活動)が行われる。

という考え方が一般的であるため、当然、個人は自分の専門分野を持つことになり、ジョブローテーションなどは稀です。

上司と言えども職務記述書に書かれてない仕事を依頼した場合、断られたり、 昇給を要求されるというのも少なくないようです。

大企業になればなるほど、仕事は細分化され、情報の共有も難しくなってしまったりしているのが現実ようです。

日本では、組織に適した人材や人柄を重視する傾向が見られることがありますが、アメリカでは、職務に適した人材を採用するという目的で 採用活動が行われ、採用時における機会均等などについては、異常ではないかと思うほど徹底しています。

人材募集の要項では、男女の記載はもちろん、ハンディキャップや人種、年齢なども対象を限定してはいけない。

「元気のいい方」という表現すら、若者を対象としているとした年齢差別だと受け取られるというから呆れるほどです。

話がそれてしまいましたが、組織の中での人材の運用については、日本式、 アメリカ式、それぞれメリット、デメリットはたくさんあるはずです。

主観的な意見になること覚悟でいくつか例をあげてみると。

日本式のメリット: ジョブローテーションなどにより幅広い人材育成が可能 となると同時に、取引先との癒着の防止などの企業側の問題を未然に防ぐ ことに繋がる場合がある。

アメリカ式のメリット: 業務を固定し、明確にすることにより、採用基準も明確になる。 また、専門家を擁すことになるので、個々の処理能力(効率)は高くなる。(はず)

日本式のデメリット: ジョブローテーションの周期や業務に個人差が出ることによる弊害。 学歴と職歴及び経験業務の一貫性が無い。(専門家が育つに至らない場合が多い。)

アメリカ式のデメリット: 仕事が細分化されすぎて、外からの問い合わせなどに窓口一つで対応できない。 部門をまたがる業務に時間がかかる。

など、まだまだ要素はそれぞれたくさんあることだろう。

しかし、企業は、どちらの良し悪しではなく、社内問題の解決、顧客満足などバランスをとりながら、利潤の追求を目的として活動しなければならない。

個人や組織の技能を考慮し、上手く使い分けて最大の効果を上げなければならないのです。

経営に課題は付き物。 まずは組織を見つめ直して、問題解決を計ることが重要なのかもしれない。
アメリカにも日本にも見習うべき優秀な企業は山ほどある。(はず)

 

アメリカの銀行口座を取得する

日本の金融危機が叫ばれて久しい現代

どこにお金を置いておけば安全なのか、

答えはありませんが、

リスクを分散しておくにこしたことは有りません。

ということで、日本に居住していながら

アメリカの銀行口座を作れる銀行のお話です。

外貨口座というとCiti Bankを思い浮かべる方も多いかと思いますが

私が持っているのは、三菱東京UFJ銀行系列の「UNION BANK」、

日本の住所でアメリカの銀行口座が開設できました。

たまたま出張で行った際に、銀行員に声をかけられて勧められるまま

手続き完了しました。

日本の窓口で手続きできるかどうかまでは知りませんが

ロサンゼルスカウンティ(郡)やオレンジカウンティ(郡)など

カリフォルニア州中心に点在する支店に行くことが出来れば

パスポートの提示で日本の住所で手続きでるはずです。

もともとUnion Bank Of Californiaとして設立された

カリフォルニア基盤の銀行で、三菱東京UFJ銀行も

資本関係のあるグループだったのですが、

数年前に三菱東京UFJ銀行が100%所有するようになり

ますます日本人向けサービスが充実しています。

出張や旅行の際についでに開設できるので、

選択肢の一つとして考慮したいものです。

円高水準も気になるところですが、

将来的な物価や為替リスクを分散する意味でも、

コツコツと資金を分けておくのも得策ではないでしょうか。

私はBank of Americaの口座も保有していますが、

非居住者(日本居住者)の口座保有を認めていますが

アメリカにMailing Address(郵送先の住所)が無いとダメのようです。

 

アメリカのクレジットスコア

このほど、Bank of Americaから手紙が届き、

Equifaxの私のスコアが750を超えているということで、

新しいクレジットカードのオファーが届いた。

アメリカでは、個人の信用力の物差しとして

クレジットスコアなるものが導入されています。

これは、クレジットカードの使用状況(履歴)や公共料金の支払い状況(履歴)など

いろんな金融面の過去の経歴(クレジットヒストリー)を集計したうえで

総合的に点数が付けられるという仕組みです。

信用力の点数は、基本的には、三つのクレジットビューロー(Credit Bureau)

と呼ばれる信用情報機関による格付けによって決定されます。

(Equifax、Experian、TransUnionの三社)

この情報は、全米のクレジットカード、消費者ローン、住宅ローン、携帯電話、公共料金、家賃、物品レンタルなど、個人のさまざまな金融活動や消費活動について、個人の利用や返済に関する履歴が集約されます。

各ビューローは、これらの情報を元に独自の計算方式でクレジットスコア(信用偏差値)を算出しています。

スコアは、300点から850点

低い点数の人は、信用力が低いとみなされ、預金金利が低くなったり、リボ払いや住宅ローンの金利は高くなり、それとは反対に、点数の高い人は、預金金利は高く、ローン金利は低く設定されます。

平均点は680点から700点。750点以上は優良な顧客。620点以下がサブプライム層で、信用力の低い人といわれているようです。

サブプライムローンは、この層の人たちを甘く誘い、住宅ローンを組ませたことが原因とされています。

私の知り合いで、アメリカ駐在から帰国した際、

数十ドルの公共料金の支払いが漏れていたばかりに

数年後にアメリカに戻った時にはクレジットヒストリーに傷がついており

スコアが下がってしまっていたようで、支払いを済ませても

その後、アパートを借りるのを断られたり、保証人を求められたり

新しいクレジットカードの審査が通らず作れなかったりと

しばらく不便な生活を強いられた方がいました。

クレジットカードの利用額を締日通りに支払い、

水道光熱費など公共料金などの支払いも定期的に請求通り支払っていると

スコアは落ちることなく、ある程度までは上がります。

ただ、支払いが遅れたり、怠ったりすると

一気に信用度が下がってしまうので要注意です。