このほど、Bank of Americaから手紙が届き、
Equifaxの私のスコアが750を超えているということで、
新しいクレジットカードのオファーが届いた。
アメリカでは、個人の信用力の物差しとして
クレジットスコアなるものが導入されています。
これは、クレジットカードの使用状況(履歴)や公共料金の支払い状況(履歴)など
いろんな金融面の過去の経歴(クレジットヒストリー)を集計したうえで
総合的に点数が付けられるという仕組みです。
信用力の点数は、基本的には、三つのクレジットビューロー(Credit Bureau)
と呼ばれる信用情報機関による格付けによって決定されます。
(Equifax、Experian、TransUnionの三社)
この情報は、全米のクレジットカード、消費者ローン、住宅ローン、携帯電話、公共料金、家賃、物品レンタルなど、個人のさまざまな金融活動や消費活動について、個人の利用や返済に関する履歴が集約されます。
各ビューローは、これらの情報を元に独自の計算方式でクレジットスコア(信用偏差値)を算出しています。
スコアは、300点から850点
低い点数の人は、信用力が低いとみなされ、預金金利が低くなったり、リボ払いや住宅ローンの金利は高くなり、それとは反対に、点数の高い人は、預金金利は高く、ローン金利は低く設定されます。
平均点は680点から700点。750点以上は優良な顧客。620点以下がサブプライム層で、信用力の低い人といわれているようです。
サブプライムローンは、この層の人たちを甘く誘い、住宅ローンを組ませたことが原因とされています。
私の知り合いで、アメリカ駐在から帰国した際、
数十ドルの公共料金の支払いが漏れていたばかりに
数年後にアメリカに戻った時にはクレジットヒストリーに傷がついており
スコアが下がってしまっていたようで、支払いを済ませても
その後、アパートを借りるのを断られたり、保証人を求められたり
新しいクレジットカードの審査が通らず作れなかったりと
しばらく不便な生活を強いられた方がいました。
クレジットカードの利用額を締日通りに支払い、
水道光熱費など公共料金などの支払いも定期的に請求通り支払っていると
スコアは落ちることなく、ある程度までは上がります。
ただ、支払いが遅れたり、怠ったりすると
一気に信用度が下がってしまうので要注意です。